2021年02月05日
子育て世帯の家探し!住環境選びのポイント・周辺環境を考える
家を買うとき、どのあたりで探せばいいのだろう……。 暮らしやすさは、買い物環境や病院、公園や学校施設などの住環境が大きく影響するものです。特に家を購入する場合、住環境が合っているかどうか、暮らしやすい街なのかどうかとても気になるところです。 しかし、いざ街選びとなると、何を基準に選べば良いのか悩んでしまいませんか?そこで今回は、子育て世帯の方々に知っておいていただきたい「住環境選び」のポイントをご紹介します。
目次
家を買う場所はどうやって選ぶ?
子育て世帯の方々にとって、家選びで重要ポイントのひとつが「住環境」なのではないでしょうか。家族構成やライフスタイルによって、周辺環境に求めるものは違いますよね。
各ご家庭によって求める環境は違う
ポイントとなる住環境にはどのようなものがあるのでしょうか?
①学校施設
たとえば小さなお子さんのいるご家庭なら、幼稚園・保育園・小学校などが近くにあると便利です。
②閑静な住宅街
にぎやかな繁華街より、静かな住宅街の方が治安の面では安心と考える方もいらっしゃるでしょう。
③道路などの整備状況
歩道や街灯が整備された安全性の高い環境を求める方もいらっしゃるでしょう。
④駅からの距離
通勤・通学の便利さを求めるご家庭なら、駅に近い程よいのかもしれません。
⑤会社からの距離
通勤・通学時間は短いほうが日々の通勤・通学がラクになります。
⑥公園などの施設
公園や緑の自然が多くある場所で暮らしたい方もいらっしゃるでしょう。
⑦買い物環境が整っている
スーパーマーケットが複数あるほか、ドラッグストアやショッピングモールもあると便利です。
⑧ご家族との距離
ご両親やご親族の方と家が近ければ、いざという時に助け合うことができます。
簡単にピックアップしただけでもさまざまなポイントがあります。それでは、ご家庭によって異なる住環境選びのポイントを見極めるにはどうしたら良いのでしょう。
おすすめは「気になる街」を実際に歩く
実際に気になる街を歩いてみることをおすすめします。自分の目で見てわかること、歩いてみて感じることがたくさんあります。実際に街を歩いてみることで、街の雰囲気の好みや、趣味・嗜好に合うお店があるかどうか、街にあるお店や施設が整っているかを実際に知ることができます。
また、平日と土日・朝・昼・夜など何回か歩くことが出来れば、人や車の多さや夜の雰囲気などもわかるので、ぜひ気になる街があれば歩いてみてはいかがでしょうか。
家を買う時の住環境選び「4つのポイント」
1.家族構成・ライフスタイルに合っているかを考える
最も大切なポイントが、「家族構成やライフスタイルに合っているか」ということです。
便利で人気な場所?or広くて新しい家?優先事項を決める
限られた予算のなかで探す場合「利便性が高く人気の場所で広くて新しい家」はなかなか見つからないもの。「利便性を優先しエリアを決める」か「家の広さや機能性を優先しエリアを決める」か決断しなければならない方がほとんどではないでしょうか。そのためご家族のなかで、譲れないポイントを話し合い、優先事項を決めることをおすすめします。
ずっと安心して暮らせる住みやすい環境を考える
学校や職場への通いやすさも含め、安心して暮らせることを念頭において「家族にとって住みやすい環境」を話しあい判断することが大切です。また、ライフスタイルは「今」ではなく、将来にわたって変化していくもの。ご家族の将来設計も踏まえた検討を行うことが大切です。
2.生活にかかせない周辺のお店や設備をチェック
食材や日用品を購入出来るお店やスーパーマーケット
日々の暮らしに必要な食品や日用品などを家の近くで買うことができたら便利ですよね。スーパーマーケットやコンビニが、どのくらいの距離に何軒あるかをチェックしましょう。働いている場合、良く使う駅と家の間にお店があればさらに便利です。ほかにも、書店や100円ショップ、ベーカリーなどがあれば暮らしがより豊かになることでしょう。
病院やドラッグストア
何かとお世話になる機会が多い病院。周辺に小児科や内科、歯科などの病院施設があるか、ぜひチェックしてみてください。特に子育て世帯にとって気になるのは、予防接種などで定期的にいく必要のある小児科や、子どもも受け付けている小児歯科なのではないでしょうか。おすすめは、周辺にひとつではなく、いくつかあればセカンドオピニオンとして活用できるので安心です。
銀行や郵便局など
こちらもいざという時に遠いと困るのが銀行や郵便局などです。銀行は普段使用している銀行があるかどうかも大切なので、ぜひチェックしてみてください。
3.交通の利便性が良いかを考える
職場や学校までのアクセスをチェック
暮らしやすさに直結するのは、周辺の環境だけではありません。職場や学校へのアクセスの良さも重要です。利便性のいい「駅周辺」に住みたいという方が多いように、交通の利便性が良いかどうかは住環境を考えるうえで外せないポイントです。
駅までの距離や街灯、街並みをチェック
電車通勤・電車通学の場合、交通アクセスは住みたい物件=家から駅までの距離のチェックはもちろん、道の広さや街灯の明るさなど、移動ルートの安全性も意識しましょう。距離的にラクに歩けるのは、駅から徒歩5~10分くらいが目安だと言われています。その他、朝晩の道路の交通量や人通りなども可能であればチェックしてみてください。
車通勤で通いやすい?ルートや込み具合をチェック
こちらもいざという時に遠いと困るのが銀行や郵便局などです。銀行は普段使用している銀行があるかどうかも大切なので、ぜひチェックしてみてください。
4.学校施設や遊び場の安全性、自治体の取り組みもチェック
保育園・幼稚園や小学校など学校施設までの距離やルート
子育て世帯にとって教育環境はとても重要です。家の近くに通える保育園や幼稚園はあるのか、安全に登校できる小中学校が近くにあるのか、はとても気になるところです。特に小中学校は子供たちだけで通うことになるため、通学路に歩道やガードレールはあるか、周辺に暗い道や公園などがないかもチェックしたいですね。
公園などの遊び場はどれくらいあり、安全に配慮されているのか
小学校以上の年齢になると、子どもたちだけで行動することが増えます。そのため、周辺の公園など子供たちが遊ぶ場所・集まりやすい場所が安全かどうかも気になるところです。周辺道路に街灯が設置されているか、暗い場所や危ない場所はないか、周辺に商店街やスーパーなど大人の目が多いかどうかなどもチェックポイントです。
自治体の取り組み
子育てしている世帯が安心して暮らせる街づくりに力を入れている自治体は多くあります。住みたい街に待機児童問題はあるでしょうか?子育て世帯を応援し、サポートしている取り組みは行っているでしょうか?住環境をチェックする際に合わせて役所や自治体の取り組みもチェックしてみてください。
まとめ
- チェックポイントを参考にしつつ、実際に歩き、自分の目で見ることがおすすめ
- 事前にいくら調べてみても、住んでみなければわからないことはたくさんあります。しかし実際に歩き、自分の目で見てわかることもたくさんあります。直感的に「街の雰囲気が好み」「家族のライフスタイルに合いそう」など、歩いた時に感じた気持ちは大切にしつつ、快適に暮らせるかどうか視野を広く持って選びたいですね。チェックポイントを参考にぜひその街を歩いてみてください。家を買う時の住環境選びのご参考になりますように。